◆16番(
浅田直幸) 〔登壇〕
皆さんおはようございます。
決議案の朗読をもって
趣旨説明に代えさせていただきます。 令和3年8月11日からの大雨により被災した
私有財産の
災害復旧を支援し、市民の
日常生活の
早期回復を求める決議。 令和3年8月11日から同21日頃にかけて
日本列島周辺に停滞した前線の影響により、本市においても同19日の
警報解除までの間に合計で838ミリもの降水量を記録した大雨に伴い、
市内各所で大きな被害が発生した。 市民の方お二人の貴い命が失われたのを始め、住家や
公共施設、農地や道路の被害も多数かつ広域に亘り、今後我々は、人命を失った悲しみが癒えぬ中で、復旧に市を挙げて取り組んで行かなければならないが、被害の大きさを考えると、その前途は長く、多くの時間を要することが想定される。 その中で、通常は行政が関与できない
個人所有の住宅や私道など
私有財産の被害については、復旧までの期間が更に長期化することが懸念されている。
私有財産に係る
災害復旧は、原則としては
所有者の責任において対応すべきものであり、その
復旧事業が高い公益性を帯びる場合のほかは、公的予算を伴う支援が難しいことは重々承知するものの、これまで本市が経験したことのない未曽有の豪雨災害と被害の大きさを前に、中でも、唯一の生活道路が寸断されたことにより
日常生活が破綻し、人命にも関わるような極めて特異な現状が目前にある中で、これを看過することは、議会として到底許されない。
西海市議会は、速やかな行政の支援により、市民が早期に
日常生活を回復できるよう取り組むことを強く求め、市長に対して係る政策の立案と実行を要望するため、下記のとおり決議する。 記、(1)
個人所有の住宅やその敷地のうち、建物や土地の主要な部分が損壊し、あるいは二次的な被害が想定される程の深刻な被害を受けている場合など、市民の
日常生活に著しい影響を及ぼし、その復旧に多額の費用を要すると見込まれる事案について、
災害復旧に向けた支援策を立案し、早急な実施に向けて検討すること。 (2)私道のうち、住居が当該私道に接する住民が唯一の生活道路として利用する道路で、自動車による通行が全くできない程の深刻な被害を受けている場合など、市民の
日常生活に著しい影響を及ぼし、その復旧に多額の費用を要すると見込まれる事案について、
災害復旧に向けた支援策を立案し、早急な実施に向けて検討すること。
西海市議会。 以上です。
○議長(
宮本一昭) 発議第2号の
趣旨説明が終わりました。 これから、質疑を行います。質疑はありませんか。 (「なし」の声あり) これで、質疑を終わります。 お諮りします。発議第2号は、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。したがって発議第2号について、
委員会の付託を省略することは、可決されました。
委員会の付託を省略します。 これから、討論を行います。討論はありませんか。 (「なし」の声あり) これで、討論を終わります。 これから、発議第2号を採決します。 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。したがって、発議第2号「令和3年8月11日からの大雨により被災した
私有財産の
災害復旧を支援し、市民の
日常生活の
早期回復を求める決議」は、原案のとおり可決されました。
△日程第27 各
委員会の
所管事務調査報告
○議長(
宮本一昭) 日程第27、各
委員会の
所管事務調査報告を行います。
総務文教常任委員会、
産業建設常任委員会及び
厚生常任委員会から
委員会調査報告書が提出されておりますので、報告します。報告書についてはお手元に配付のとおりです。
△日程第28 閉会中の
継続調査申し出
○議長(
宮本一昭) 日程第28、閉会中の継続調査申出を議題とします。
産業建設常任委員長及び
厚生常任委員長から、
会議規則第109条の規定により、お手元に配付しました申請申出書のとおり、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りします。
産業建設常任委員長及び
厚生常任委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。したがって、
産業建設常任委員長及び
厚生常任委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。 閉会に当たり市長から発言の申出があっておりますので (発言する者あり) 平井議員。
◆6番(平井満洋) 冒頭で、成果説明の正誤表が渡されたわけですけど、これについては、
委員会で諮られていないんですよね。そういうときは
委員会で諮らず、後出しじゃんけんのようにして言えば、それで終わりでいいんですか。
○議長(
宮本一昭) 暫時休憩します。 午前10時36分 休憩 午前10時38分 再開
○議長(
宮本一昭) 休憩を閉じて会議を開きます。 閉会に当たり市長から発言の申出があっておりますので、これを許可します。杉澤市長。
◎市長(
杉澤泰彦) 〔登壇〕おはようございます。令和3年
西海市議会第3回
定例会の閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。 今回の
定例会では、8月の大雨に伴う災害について多くのご意見をいただき、先ほどの発議第2号「令和3年8月11日からの大雨により被災した
私有財産の
災害復旧を支援し、市民の
日常生活の
早期回復を求める決議」につきましても、これまで経験したことがないような大雨が
市民生活に与えた被害の大きさを改めて認識した次第でございます。 私も、初日の提案理由の前に述べましたとおり、これまでの豪雨災害とは異なるものと受けております。皆様からいただきましたご意見、ご指摘等十分に留意し、できることから早急に対応してまいります。 さて、来週30日に、国主催による第2回目の西海市江島沖における法定協議会が開催されます。この会議の中で、これからのまちづくり、地域振興策等について意見を述べさせていただきます。 また、一般質問でもお答えいたしましたが、国等へ強く要望してきた海事産業への強力な支援につきまして、今月14日、大島造船所の事業基盤強化計画が国土交通省の認定を受けました。同社は、これを受けて今後、環境性能の高い風力推進船や洋上風力発電などへの設備投資を行うとされており、これは本市が目指しております脱炭素社会への実現につながるものであり、本市といたしましても、地域脱炭素ロードマップ先行地域として選定されるよう、着実に取組を進めてまいります。 新型コロナウイルスワクチン接種についてですが、9月24日時点の2回目の接種終了は1万6,464人で、これは、12歳以上の接種対象人口の66.7%であります。コロナ対策につきましては、今後も、国、県と連携し取り組んでまいりますが、アフターコロナだけではなく、ウイズコロナを視野に、令和4年度の予算編成作業をこれから開始いたします。市民の皆様におかれましても、コロナ感染対策へのご理解とご協力を引き続きお願いいたします。 本来であれば、敬老会、秋祭りや運動会といった地域行事が数多く開催される時期であります。残念ながら、今年も寂しい秋となりましたが、大崎高校出身の鳥海連志選手の東京パラリンピックでの銀メダル獲得をはじめ、児童・生徒の全国大会での活躍、長崎県美術展覧会での入賞、入選など、多くの市民の皆様の活躍は、西海市に実りの秋を告げてくれました。感謝とともに、それぞれのさらなる活躍をご期待申し上げます。 結びに、議員皆様のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、令和3年
西海市議会第3回
定例会閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。
皆さんどうもお疲れさまでした。ありがとうございます。
○議長(
宮本一昭) これで本日の日程は全部終了しました。 これで会議を閉じます。 令和3年第3回
西海市議会定例会を閉会します。お疲れさまでした。 午前10時44分 閉会会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 議長 署名議員 署名議員...